実験が大好きな私は、
「この発芽玄米で甘酒はできないかな?」
と考えました。
白米よりも栄養価の高い発芽玄米で甘酒ができたらとっても素敵だと思いませんか?
発芽玄米とは?⇒[発芽玄米]
発芽玄米は、玄米を約1~2日程度、32℃前後のぬるま湯に浸し、1mmほどの芽が出た状態にしたものです。
玄米は白米より栄養豊富で、玄米の米糠には美白・美容効果のある成分が含まれています。
発芽玄米は、更に発芽する時の酵素の働きで、モヤシと同様に、玄米に元々含まれていた栄養成分が増えます。
玄米の状態では、十分に消化吸収しきれない成分や、新しく有効な成分が発生します。
炊飯に水量や時間などを要する玄米と異なり、白米と同様に、または白米と混ぜて炊くことができるようになっています。
発芽玄米を白米に混ぜて炊くことで、白米に足りない栄養素を補えます。
【炊飯器で作る発芽玄米甘酒の材料】
・発芽玄米・・・1合・乾燥米麹・・・200g
・水・・・炊飯器の3合の目盛まで(米の約5倍量)
【炊飯器で作る発芽玄米甘酒の作り方】
作り方は、⇒[こうじドリンク(甘酒)を作ってみよう(4)麹のドリンクレシピ]と同じです。1.発芽玄米と水を炊飯器のお釜に入れて、おかゆコースで炊きます。
(おかゆコースがない場合は普通に炊きます。)
2.おかゆが炊き上がったら、かき混ぜて、少し冷ます。
(水を少し加えても良いです。)
熱過ぎると発酵しないので、温度は50~60℃くらいが良いです。
人肌よりは熱く、手で触れるくらいの熱さです。
3.ほぐしておいた米麹を加えて混ぜて、表面を平らにします。
4.再び炊飯器にセットして、蓋はせずに、ふきんを掛けて、保温スイッチを押します。
間違って炊飯スイッチを押さないように気を付けてくださいね。
下の写真は、保温して3時間経過した時の状態です。▼
甘酒に近いような麹の香りがしています。
5.途中で1・2回かき混ぜて、10時間くらい保温したら甘酒の素が出来上がります。
当たり前ですが、玄米なので、白くはなく、玄米色です。
食べた感じは、玄米の周り(表皮?)が硬くて、歯ごたえがあり、プチプチとした食感です。
「飲む」と言うよりも、しっかり噛んで「食べる」という感じです。
ヨーグルトなどにトッピングすると良さそう…と思ったので、早速やってみました。
プレーンヨーグルトに甘味と歯ごたえが加わりました。
白米で作った甘酒よりも、甘味は控え目に仕上がってます。
噛み噛みしながら食べるのも良いのですが、それでは甘酒として飲めないので、
ミキサーにかけました。
とろ~りなめらかになって、プルルン♪という感じになりました。
たとえるならば、オールインワンのジェルクリーム(化粧品)みたいです。(笑)
飲むためには、薄めなければなりませんが、
そのままヨーグルトにかけると、よくマッチして、発芽玄米甘酒ソースになりました。
上品な甘さと、とろりとした口当たりで、とても美味しかったです。
【反省点、今後の課題】
白米で作った甘酒よりも、発芽玄米で作った甘酒の甘みが出なかったのは、玄米の表皮が硬かったからかもしれません。
出来上がってからミキサーにかけるのならば、
炊き上がったお粥の状態の時(手順3の前)で、
ミキサーにかけてみてはどうかな?と思いました。
玄米のプチプチした噛みごたえは無くなるけれど、米麹の粒々は残る…という訳です。
次回作る時には、おかゆをミキサーにかけて、硬い部分を無くしてから、
米麹を入れるようにしてみたいです。
甘酒は、ノンアルコール、保存料・砂糖不使用です。
麹と米だけでできています。
発酵することで、ビタミンや必須アミノ酸などの栄養が玄米より増し、さらに消化吸収もされやすくなります。
甘酒の甘さは、人間の身体のエネルギー源「ブドウ糖」からくる自然の甘み100%ですよ。
ご自分で作るのが大変な方は、出来上がった商品を購入するのも良いですね。
⇒[発芽玄米]
⇒[甘酒]
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すごーい。勉強になります。実験っぽい観察&考察がすばらしいです^^
返信削除mina senseiさん、ありがとうございます。(・∀・)
削除励みになります。
失敗しながらも。美味しくて健康に良いものを作って行きたいです。